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04.同居人でございます。魔王様

Category: こんにちは魔王様  
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カタカタカタ…

カタッ、ターーーン!
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「ククク・・・」


「さあ、ショーの幕開けじゃ・・・」






-----------------------------------



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「あーーー暗くなってきやがったぜ・・・」


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「さっさと行かねェと約束の時間に間に合わなくなっちまう・・・」


「ってアレ・・・?」


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「この道さっきも通ったぞ!!」
「ンだよこの森!!迷路かっつーの!!クソが!!」


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「・・・あン?」


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「ンだよ・・・もう目的地についてたのか」
「ってか、いわくありそうなトコだなァオイ」

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「おーい誰かいないのかー」

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「誰もいないのか?・・・参ったなァ・・・」
「・・・どうっすか」


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ガチャ
「あン?ここ、鍵かかってねェぞ」

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「おいおいおい、ちょっと不用心すぎんじゃねーの?ここの主、大丈夫かよ」

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「てか、本当に誰もいないのかよ・・・困ったなァ」

「・・・ん?」



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「バァーーーー!」
「うひゃああああああい」

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「うひゃあいか!うむ。良い鳴き声じゃ」
「てめっ・・・!ンだよ急に!」
「いやぁ、すまぬの。不審がりながらもズカズカと人の屋敷に入っていくそちを見ているとつい・・・な!」
「あっ・・・不法侵入したのは正直すまんかった・・・けどよォ」

「ああ、約束の時間はとっくにすぎておったからの。それは致し方ないぞ」
「まぁ、こんなところで立ち話もなんじゃ。奥へ参ろう」




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冒頭からいきなりなんなんだこりゃって感じですが、魔王様があまりにもさびしいさびしいおっしゃるので
ネットで募集をかけ、コックさんを雇うことにしたのでございます。
(ネットはヒルダさんに教えてもらった)
で、彼女がそのコックさんです

「名前は?」
「サイだ。」
「じゃあ、採用でいいの」

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「おいおい!面接する手はずになってたンじゃなかったか?まだ名前しかいってねーぞ!」
「名前さえわかればよい。最初から採用するつもりだったからの」
「いいのかそれで・・・」
「嬉しくないのか?」

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「いや・・・正直いうと、すっげ嬉しい。」
「給料いいし、住み込みでの勤務だろ?本当優良物件って感じだぜ」


事故物件やで(^~^)

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「そんなに喜んでもらえると余まで嬉しくなってしまうぞ」
「いやはは・・・」
「まぁ、魔王に仕えるというのは並大抵のことではないが」
「余の下僕なんて素晴らしいことじゃ。みんなに自慢できるぞ」

「ん・・・?」

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「ああ、そういえばまだ言ってなかったか?」
「余は魔王。闇のモノたちすべてに君臨し、この世界すべてを蹂躙する者じゃ


大事なことなので太字にしておいたヨー(^///^)

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「名はアルトゥール・エーベルハルト・フェルディナ・ラウレンツ・リュディ・ボニファティウス3世」
「アヤ君と呼んでくれてもいいぞ?ちなみに「ちゃん」でも可」

「はァ?」

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「アンタさ、ンなことあンま言いたかねェけど・・・けっこう頭ヤベェぞ?
魔王様に向かって「頭やばい」なんていったモノは
彼女がはじめてでございましょう(笑)

「私はオバケとかスーパーナチュラルとか迷信だと思ってるから」
「そういう・・・厨二病?オカルト趣味?みたいなのもちょっと理解できねェな」


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「信じる信じないはそちの自由じゃが・・・そちはきっと知ることになるじゃろうなぁ」

「闇はいつでも傍にあるということを・・・ククク・・・」


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「闇、ねェ・・・」


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「ま、そういうわけじゃ。これから世話になるぞ」
「さっそくでなんじゃが、食事の支度をしてくれ。着替えは隣の衣装室を使うとよい」

「そちの料理、楽しみにしているぞ。」



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(・・・めンどくせーやつに雇われちまったかなァ)
(まァ、前ンとこはもうクビになっちまったし・・・行くとこねェし・・・)
(ガマンできねェほどじゃねェだろう)


魔王様のかまってちゃんは人外が裸足で逃げ出すほどだゾ★


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「できたぞー」
「おお!これはなんという料理じゃ?」
「あ?「秋のサラダ」だけど?」
「夏なのに秋とはユーモアに富んでおるの!」
「仕様だ」

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「いろどりが美しいのぉ・・・!こんな綺麗な料理は初めてじゃ」
「アンタ、今までどんな食生活送ってたンだよ・・・」

魔王様はフリーウィルでは一切料理をしようとなさいませんでしたので
根っからの魔王体質なのでございましょう!さすがでございます。

主に缶詰が主食だけどな(^▽^)

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「ンじゃ、ごゆっくり。」

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「・・・どこへ行くのじゃ?」
「あ?」
「そちも一緒にどうじゃ?せっかくじゃし・・・」

「ンだよ。ずっとそばに張り付いてなきゃいけねェのか?めんどくせェな・・・」
「馴れ合いは嫌いなンだよ」

「一緒に食べないとクビじゃぞ?」

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「・・・」モグモグ

まおうは パワハラをおぼえた!


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「なぁ!ところでトイレットペーパーって素晴らしい発明だと思わないか?」
「あぁーそーだな」(めんどくせェな・・・)


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「わかってくれるか!・・・そちは今日からともだちじゃ」
「はァ?」


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「やっぱアイツ頭やべェわ。あンま深入りしないようにしよう」
再認識www

「・・・ってアレ?」

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「ここに置いてあったサラダの大皿と、アイツが食った後の皿が・・・」

「消えた・・・?」



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「???」

この屋敷には
未だ見ぬ闇がたくさん或るのでございますよ・・・サイ嬢?


To Be Continued…






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Comments

安藤さんこんばんは^^

魔王様…とうとう耐え切れなくなってしまったのですか(・∀・)w
コックさんなかなかイジリがい根性のありそうな子でよかったですねww
魔王様の厨二ワールド全開なマシンガントークに
どこまでついていけるのか…楽しみです(((((ノ∀`)・゚・。
事故物件wwwす…住めば都ですよねw!

そしてなんだかいつもよりシリアスチックな感じで
ちょっとドキドキしてしまいました( ´艸`)

>りんごさんへ
こんばんわ!^///^
魔王様はもうひとりぼっちでいることに耐えられませんでしたwww
ひとりぼっちはさみしすぎてシンデシマイマスー

同居人はリアリストなので
魔王様の厨二ワールドに辟易してしまうかもしれませんが
クビが怖いのでね(^0^)ナントカナルナル!
住めば都wwwそうですねw
たとえ超うざい魔王(自称)が住み着いてるとんでもない事故物件でもwwww

彼女にはがんばってほしいですね(他人事)

「魔王様」はなんちゃってSSストーリーなので
いろいろ試してみようと思ってるんですよー^^
だから今回は少し雰囲気を変えてみました♪楽しんでいただけたようでうれしいです!
コメントありがとうございました!^///^



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