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08.Lächeln

Category: こんにちは魔王様  
supanaaya 8-0
チュンチュン・・・


supanaaya 8-1
「ンじゃ、いっただっきまーす」モグモグ
「・・・」
「のう、なんじゃコレは?」

「何ってサンドイッチに決まってンじゃねェか」

supanaaya 8-1-1
「・・・余には、ただのパンに何か適当に塗りたくっただけのものに見えるが?」
「ウゲホッ!ゴホッ!!」

なんと!図星だった!


supanaaya 8-2
「それが旨ェンだよ!ンだ!?私の作ったモンにケチつける気か?」
「ケチだなんて、とんでもない。随分と貧層だなぁと思っただけじゃよ?」
「文句は食ってから言え!」

「ハァ・・・それもそうじゃの」パク・・・

supanaaya 8-3
「・・・お?案外美味いのぉ」
「だろ?」

「へー!アンタって料理上手なのネ!」
「ま、余の同居人なのだからこれくらいはできないといけないがの」
「アラ!魔王様ッタラ!なんだか誇らしゲ~~♪」

(無視無視・・・)
「なァ、ちょっと聞きたいことあンだけど」

「なんじゃ?」


supanaaya 8-4

「あの犬小屋何」

「・・・自由に使って良いぞ」
「あァ?」

同居人に必要だと思って置いといたで~(^0^)



-----------------------

supanaaya 8-5
「おい、ここらって図書館とかあンのか?」
「あることはあるぞ。そうじゃな、少し街へ出ることなるが」
「スーパーとかは?」
「ああ、それも近くに・・・なんじゃ、でかけるのか?」

「買い出しと、ちょっくら料理の本を借りにな」
「だから、今日は帰り遅くなるわー」


supanaaya 8-6
「ずるい!余も行く!」
「オイオイ・・・遊びに行くわけじゃねェぞ」
「むしろつまんねェぞ?退屈だぞ?やめておいた方がいいぞ?」
(せっかく一人でプラプラできるチャンスだっつーのに!コイツのお守デーになっちまうじゃねェか!)


同居人は魔王様のことを早くもうざがっていた!

supanaaya 8-7
「退屈だとかそういう問題ではないだろう?そちだけでは場所もわからぬではないか」
「地図書いてくれよ」
「絵は苦手じゃ」

「じゃ、ネットで地図探してプリントアウトしてくれ」
「ぱそこんは今、故障中で使えぬ」
「じゃ、スマホで・・・」
「故障中じゃ」
「オイ!この家の電子機器脆すぎだろ!ふざけんなよ!」


supanaaya 8-8
「ククク・・・残念じゃったの。じゃ!行くぞ!」
「・・・チッ」
(ま、でもまた「一緒に連れてかないとクビだ」とか言われて連れてくハメになるンだろうし・・・)
(しゃーねェか・・・)



supanaaya 8-9のコピー
「余は先に箒で行くからの、そちは後から適当について参れ!」
「ハァ!?」
アーッ!魔王様が箒で先行っちゃったアッーーーwwww

魔王様をリーダーにしてグループを組んだのでございますが、
タクシーなぞを使わず個々で行くようでございます・・・w
車なんぞ乗らん!箒が良い!という魔王様の魂の叫びでしょうか




supanaaya 8-10
「道案内サンキュ。じゃ、借りてくるわ」
(お守はゴメンだっつーの・・・)

「うむ」

supanaaya 8-11
「ではその間、余は魔法の練習でもしておるぞ!」
「よし!【物質】(シャード)の抽出に挑戦じゃ!インディグニット リバイヴァー!」

クソ迷惑でございます。魔王様


「・・・あっ」
supanaaya 8-12
「豆腐じゃった・・・」

しょっぺぇな









supanaaya 8-26
ハッ!
(うわっヤベ!・・・ちょっと中確認するだけが、読みふけっちまってたぜ・・・)


supanaaya 8-13
「うへー!もうこんな時間かよ。2時間も経ってやがる!」
ガタタッ
「ん?」カチカチ…

supanaaya 8-13-1
「本は借りられたか?」
「えっ・・・あ、ああ」
「そうか」

supanaaya 8-14-1
「では、参ろうか」

「えっ」


supanaaya 8-15
「もういいのか?」
「ああ、まだ買い出しがあるからの。サクサク行くぞサクサク」
「そうだけど・・・」
(お守デーかと思ったのに・・・付きあわせちまってンじゃねェか、コレ・・・)

(なンか・・・わりィなァ・・・)
「スーパーは道案内だけでいいぞ。時間かかるし・・・先帰ってろよ」

「そうか」




supanaaya 8-16
「・・・オイ」

supanaaya 8-17
「何待ってんだよ。私、時間かかるから先帰ってていいって言ったぞ」

「女性を待つのは趣味じゃ」
「なンだそりゃ!」


supanaaya 8-18
「・・・アンタって変わってんな」

「ほお?余が変わっているだなんてそちは面白いことを言うの」
「褒めてんだよ」

「あー・・・今日はさ、なンか・・・ありがとな。ずっと付きあわせちまって・・・」

「クス これはこれはご丁寧に」
「・・・これからどっか行くか?今度はオマエの好きなとこ行こうぜ」
「もうすぐ夕食の時間じゃぞ?」
「ウッ・・・そうだな・・・」

「じゃさ、何かしてほしいことないか?私にできることならやってやらないこともないぞ!」

「曖昧じゃな」
「ウッ・・・」


supanaaya 8-19
「・・・何でも良いのか?」

「お、おうよ」


supanaaya 8-20
「では、余のことを・・・アヤと、名前で呼んでほしい」
「えっ」
「・・・駄目かの?」


supanaaya 8-21
「ブハッ!口ごもるから何だと思ったら・・・!ンなことかよー!」
「ンなこと朝飯前だっつーの!」

「な!アヤ!」

「・・・!」


supanaaya 8-22
「・・・ありがとう」


supanaaya 8-23
「それじゃ、帰るかの。帰り道はわかるな?サイよ」

「・・・お?おうよ!」


supanaaya 8-25



supanaaya 8-25-1
(アイツ、ああいう風に笑えるんだ・・・)



「・・・悪くねェじゃん」






To Be Continued…






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