「・・・・」
(ア○ゾン・・・!?)
「・・・ありがとうございました」
「いや、また頼むの~♪」
「はい・・・それでは」
「ご苦労!」
「・・・おい」
「や、サイか。何じゃ見ておったのか」
「ンだよその段ボール。アヤ、お前何か頼んだのか?」
「ん・・・?ああ、これはの・・・」
「シーズンズが届いたのじゃ!」
「いきなりメタいな」
「と、いうのはまぁ、冗談じゃが・・・」
「冗談かよ!メンドクセーなオイ!どうりで箱がデカすぎると思ったぜ・・・」
最近では、やっと小さい箱になってきたよね!
「エリクサーの材料が届いたのじゃ」
「エリクサー?」
「ああ、人間界制服のための兵器じゃ。
「最近また作り初めての。材料が全然足りないから「ねっと」で取り寄せておるのじゃ」
魔王はインターネットを使いこなしている!
「ふぅん」(また例のビョーキか?こりゃ・・・)
「これからは何回か届くようになるぞ」
「これ、お前がいねェとき届いたらどうすりゃいンだ?」
「とりあえず料金を払って受け取っておいて欲しいのぉ・・・金は・・・」
「・・・どっか適当に置いといてくりゃ払っとくぞ」
「そうか!では、頼んだぞ」
コックとして雇われたのに、だんだん家政婦的な役割になってきている同居人であった
「じゃ、確認でもするかの」
(届いた品物の確認か?)「・・・私は掃除してくるわー」
「何を言っておるのじゃ?そちも確認をするんだぞ?」
「・・・・は?何言ってンだお前」
「シーズンズの動作確認をしに行くぞ!今日は祭りがあるそうじゃ!」
「まだそのメタいの続けンの!?」
と、いうことでございまして
魔王様、初のシーズンズ。初のお祭り回でございます。
夏、秋、冬は「安藤家」の方でレポらせてもらう予定ですので
「魔王様」では、季節を春にさせていただいております魔王様。
思いっきり雨だけどね☆
ここの会場はのろわれている!
ここ、ムーンライトフォールズ「不気味な公園」は
雨が降ってしまうとより一層鬱々と不気味になってしまうようでございます・・・w
予想以上に名前通りwww
しかしながら
初のお祭り!とワクテカしておられた魔王様は怒り心頭のようでございますよ!
「くだらない雨如きが・・・!この魔王を妨げるモノなど取り払ってくれようぞ
「日輪の光を嫌う、死者の賛歌よ。我(略)
「おっ!晴れた!」
なんと!闇の魔術(チート)で天候を晴れになさいました
気に入らぬモノはご自分の手ですべて塗り替えてしまう!実に魔王らしい、傲慢な行いでございます
さて、邪魔な雨雲を撃退することができたのでお祭りを楽しみましょう
お祭り屋台にいろいろ販売されているようなので
チェックがてら魔王様に珈琲を
同居人には、筆者大好物!フレンチフライを購入させました
ああああああこの料理フライヤーに追加してくれええええええ!!!モsのもマッkのも大好きなんじゃああああああああああああ
と、ここで何か発見なさる魔王様
「ん・・・何じゃこれは」
タマゴでした!
ほうほう!これはイースターエッグ的なアレでございますね
タマゴはそこらじゅうに落ちていて、フリーウィルでばんばん拾うようでございました
楽な仕様ですな(^~^
「サイよ!こちらになにやら面白そうなものがあるぞ」
「おっ、これ蹄鉄投げじゃねェか!」
「知っておるのか?」
「ああ。ま、昔ちょっと齧ったことがあンだよ」
「・・・見てろ?」
「おお!見たいぞ!」
「これを・・・こうやって投げンだよ!」
おっ、的に当たりました。同居人はなかなか上手いようですね
「凄いではないか!そちの腕前、しかと見届けたぞ!」
「最初だけ・・・の」
「オイーー!最初だけ当たってあと全滅とか!ふざけンなよーーー!!」
「・・・あれで終いか?」
「・・・」
「そちもまだまだじゃの」
「じゃ、お前がやってみろよ!アレ、結構むずいンだぞ?」
「ククク・・・余を誰だと心得る?深淵の淵を統べる魔王ぞ?
「このような鉄くれ投げゲーム程度・・・造作ない。ひねりつぶしてくれよう!」
「この蹄鉄・・・腐っておるぞ!」
腐ってンのはお前のコントロールだよー(^0^)
魔王様は、その後も何回か蹄鉄を投げられましたが
ひとつとして当たりませんでした
悦ぶ同居人(笑)
「うっはwwwノーコンwwwwwwwww」
「うわ!悪かった!ノーコン言ったのは悪かったから!
「無言で水風船を投げつけてくるのはやめろおおおお!!!」
同居人でストレスを発散なさる魔王様(笑)
と、そのような魔王様の水風船攻撃に闘争心を刺激された様子の同居人。
「ンなに水風船したいなら・・・オラ!かかってこいや!!」
魔王様に勝負を挑みます
「サイよ。余に挑もうなどとは・・・死を覚悟しておるのだろうな?」
「いちいちうっせーよダボ!さっさとかかってこいや!」
「ククク・・・後悔しても知らぬぞ・・・?」
「それにしても・・・ムカつく顔じゃの・・・」
同居人の挑発!こうかはばつぐんだ!
「それっ!」
「ハッ!」
「これでどうじゃ!」
「甘いっつーの!」
さすがは【大地の牙】ウェアウルフ。
同居人は、俊敏な動作で魔王様の繰り出す閃光(水風船)を次々とよけていきます!
魔王様も一応よけてはおられるようですが・・・なんだかイマイチ緊張感に欠けるご様子。
これではすぐに同居人の餌食になってしまいますよ!
と・・・
「おぉ!当たってしまったか!」
「っしゃ!!」
「おい!アヤ!お前、すっげー隙だらけだぞ!
「ンだよ、そのザマww」
「って・・・おぉ!?」バシャ!
「隙あり、じゃ!」
「・・・油断は禁物、じゃぞ?」
「・・・っは!やりやがったな・・・!」
・
・
・
「お?なんじゃ、これは?」
「おい!アヤ!お前ちゃんと体拭いたか?風邪ひくとめんどくさそうだからちゃんとしとけよ!」
「ああ、ふいたふいた
「ところで、サイよ。何か面白そうなものがあるぞ」
「あン?ンだこりゃ?」
「試してみるぞ」
「今日の余はなんでも好奇心旺盛デーなのじゃ!
「・・・ハイハイ」
ピコーーン!
「あ?・・・何かいっちゃん上の方までいったなァ」
「!!」
「サイよ!やったぞ!」
「・・・あ?何だ?これ、何かイイのか!?」
「ああ!良いとも!どうやら我らの相性は最高らしい!!!」
「やったのぉ!!」
「・・・」
「や・・・相性最高っていわれてもだな・・・」
「おお!あのブース!!」
「あ!?おい、ちょっと待てよ!」
「さっきから・・・何なんだよお前はよォ・・・!いくら祭りだからって、ハシャギすぎじゃねェ?」
「まぁ、そういうな。それより!見よ!このブースを!」
「・・・何のブースだ?」
「・・・ほう?知らぬか?「ねっと」では話題となっておったがのぉ?」
「ネットとかあんま見ねェから知らねェ」
「チッスブースじゃよ!チッスブース!」
「ここに入ったらの、こう、ブチュッとやるのじゃ!ブチュッと!」
チラッ
「こっちみんな」
----------------------
「だいたいのブースは回ったの」
「・・・だな。そろそろ帰っか」
「何を言っておるのじゃ!まだスローダンスが終わっていないじゃろ!」
「ハァ!?ダンスゥ!!?」
「そうじゃ。人間の祭りでは、最後にスローダンスとやらを踊るのじゃろう?」
「や、ま、そうだけどよォ・・・」
「なら、やろうぞ!今日の余は、何でも試したい気分じゃ。
「なんといったって、好奇心旺盛デーなのだからな」
(まためんどくせェことになってきたなァ・・・)
「・・・ダンス、あンま上手くねェぞ?」
「余もそんなに得意じゃないから大丈夫じゃ!
「さ、やろうぞ!!」
「ハァ・・・」
って!足踏んだァアアア!!
「いったああ!!痛い!」
「おお!?」
「スマン!踏んじまったか!!?」
「いたたたたた!!なんて痛さじゃ!」
なんということでしょう!同居人の足が魔王様のつま先にクリティカルヒットしてしまいました!
やはりガサツな同居人にダンスなぞ・・・無理だったのでしょうか・・・w
「ひどいではないか」
「や!スマン!悪気はなかったンだ!」
「悪気があったらただでは済ませんわ!」
「ほっんとスマン!もう一回チャンスをくれ!」
「・・・しょうがないのぉ」
ですが、さすがの同居人もわざとではなかったようなので・・・
もう一度踊るようでs
って!!またかーーい!!!!
「おおっ!!ああっーーー!そちっ!また、踏んだぞーーーっ!!」
「うわっ!スマン!!」
「わかっておるじゃろうが・・・余は痛いのは好きではない」
「いや!スマン!!ほんとスマン!!次こそちゃんとやるわ!次!」
「・・・本当に痛いのは嫌いなのじゃ。わかってくれるな?」
「ああ!」
「・・・頼んだぞ」
これはフリじゃないで!
「あいったああああああああああ!!!サッ、サイーーーっ!!!!」
「うわーっ!!またやっちまった!!スマン!!」
そして三度目(^0^)
同居人、魔王様にクリティカル3コンボ達成やで☆
これはひどいwwwwwww
「・・・そちのダンスのセンスは・・・壊滅的じゃな」
「・・・いや、ホント、スマンかったわ・・・」
同居人に3回も足を踏まれてしまった魔王様でございましたが(笑)
もう夕食の時間なので、とりあえずお祭りの屋台でなにか召し上がるようです
怒りよりも食欲が勝ってしまわれるとは
人間の体とは不便なものでございますネ!
「そういや、こんな時間まで外出してンのって、始めてだよなァ」
「・・・そうじゃのぉ」(人間の姿では、の)
「蹄鉄投げとか、ダンスとか、ひっさびさだったなァ」
「余も久々だったぞ。攻撃されるのは」
魔王は根に持っている!
「それはホント・・・スミマセンした・・・」
「うむ」
「・・・でもよ」
「・・・楽しかったわ」
「こういう祭りとか、私、あンま行ったことなかったからよォ」
「・・・そうか」
「おォ」
「では・・・また、一緒に来てくれる、か?」
「・・・行かねェとどうせクビだろ」
「ふっ・・・よくわかっておるではないか」
「・・・チッ」
To Be Continued…